4つのブランドが事業の柱となって育ち、順風満帆に見える同社ですが、社長の目には会社の根幹となるところを充実させなければ、今後の成長はないと映っているようです。すなわち、創業当初からの企業理念「安全管理=営業力」 の徹底です。17歳でこの業界に飛び込み、現場からスタートした浦﨑社長の体に刻み込まれた「安全」の2文字。
「企業は、安全管理を考えることが繁栄につながるんです。もちろん、うちらしい唯一無二のデザイン力や、非日常エンターテインメントは最大の強みです。しかし、大前提として安全こそすべてです。ここを、確実にやっておかないと、会社の未来なんて切り拓くことができないと思っています。
特に、うちが手がけているリゾートは、お客様の安全あってこそ。僕にはお客様の導線を考え、安全に過ごしていただく先を読む感覚が染みついている。安全な施工が得意なんです。現場出身ですから。
ところが、僕から見ると、社員には、安全管理=営業力っていうところが、まだ十分備わっていないように見えてしまうんですね」と。
社長によると、安全管理や工事管理というのは、すごく難しい分野なのだという。「僕はたたき上げで職人上がりだから、むしろ、経理や財務といったことは、嫌いじゃないけれど、面倒くさいんです。そういう所は、得意としている社員が育っているので任せられます。あとは現場管理と安全管理ですね。この2つができていると、お客様は次もまた、ひまわりでやってほしい、となるわけです。これがすなわち営業力ですね。ひまわりは工事を安全にきちんとする会社だと。
今はおかげさまで、お客様がお客様を紹介してくださる好循環ができあがっているんです。この好循環を確固たるものにしていくためにも、現場管理と安全管理に力を入れていきたいんですよ。
ところが、ここに長けているのは、今のところ僕しかいなくて」と話します。