現実を着実に歩みながら、浦﨑社長は、社員や周囲に大きな夢も描いてみせる。
「社長というのは、社員の未来というのを見えるようにしておかなければいけない。未来像を見たときに、自分は過去の旧来の考え方にとらわれて、ズルズル引きずられていたら、ひょっとしたら置いて行かれるかも知れないというような危機感社員にも持って欲しいわけです。
そして、未来に一緒に行けた時は、よその会社にいるよりも、他の仕事するよりも楽しい現実が待っていると。」
とはいえ現実が大事。クレームがないのが1番いい。そこが1番大事なんです。クレームのない会社へ、社員はどう行動するのか、上司はどう導いていくのか。
未来を描きながらも、社員一人一人が「安全」を胸に刻み、現実を着実に歩んでいく。
(第4部 了)