コロナ禍に見舞われた2020年は、人々の価値観を大きく変革させました。移動したり、集団で会ったりというリスクを回避しながら生活する「ニューノーマル」時代となったのです。この変化は、ひまわりライフにどのような影響を与えたのでしょうか。浦﨑 正勝社長に聞きました。
2020年、時代は大きく変わったと実感しています。
ひまわりライフがプールに取り組んだのは2014年。それから6年が経ったわけですが、この間、プールガーデンをはじめ、グランピングと、ホームリゾート事業を拡大してきました。
6年やってきて、今、「家の庭に対して、『遊ぶ場』としての注目が高まった」という大きな変化を感じています。
昨今のこういう状況のなか、今までのような遊び方ができません。海外にも行けませんし、国内のリゾート地にしても移動にはどうしてもリスクを負ってしまう。
加えて、時間ができましたね。
それならば家の庭をリゾート化しようと。
プールがあったり、キャンプをしたり、バーベキューをしたり。
そう考える方が急激に増えたと感じています。
思えば、2020年の前半は、コロナ禍の影響を大きく受けていました。
関西3府県では4月7日~5月21日まで緊急事態宣言が発令され経済活動もストップ。
2019年11月1日に神戸三宮駅前にオープンしたアニマルファニチャーを販売する「Himawari Resort」は宣言を受けて休業し、その後、撤退しましたし、海外の経営者との商談も進んでいた「リゾートホーム」第1号の物件は海外渡航禁止で状況が一変してしまいました。
この時期、私たちは何をしていたかというと、洗って使える布の手作りマスク「ひまわりリゾートアニマルマスク」を社員、協力業者さん、その家族で作ってお客様にお配りしたり、本社近隣の方にひまわりの種を入れて12,000袋をポスティングしたりしていましたね。
「コロナが明けたら、またひまわりライフに来てくださいね。今は、共に頑張りましょう」という思いを込めて。この取り組みには、多くの方からお手紙やメッセージをいただくなど反響も大きく、何よりお客様と心と心がつながったという感じがしました。