2019年、ひまわりライフは新たな事業をスタートさせた。
ホームリゾート事業だ。
家、庭、カーポート、そしてプール。家族のコンセプトにあった全体のゾーニング(配置)を決めてから、家を建てる。
土地があって、全体のプロデュースをして、全体の配置を考え、建築士とタッグを組み、施主となって家を建てる。そして、一般や企業に売っていく事業だ。
「家はゾーニング。満足できる住みやすさのためには配置取りが大事なんです」と社長は力説する。
一般的には、「それって当たり前じゃないの?」と感じることだが、実は現実はそうではない。
まず、土地に家を建てる。そして余ったスペースに庭を作る。外構は家造りの一部、という考え方が強いからだ。
その結果、カーポートの一部をカットしないと入らない、洗濯物を干す場所がない、なんていうあり得ないことも起こったりするのだという。
「常識で考えるとおかしいですよね、僕はこういう考え方をくつがえしていきたい。
家造りはデザインも大事なんですが、まずはゾーニング。配置なんです。僕は職人として、たぶん万単位で現場を見てきているので配置の技術を培ってきた。
大規模開発や、阪神・淡路大地震でのがれき撤去も経験しているので、潰れやすい形とか、危ない形とか、この配置にこういうことをすると危ないとかもわかる。太陽の当たり方、洗濯物の乾き方、植木の育ち方など、勉強というより、からだにしみ込んでいる。
配置がよく考えられている家は、住みやすいし、満足度も高いんです。
ひまわりライフは、家を建てるなら、まず全体の配置を考えるという流れを作っていきたい。」
これを実現していくのが、プールのある暮らしを日常に取り入れたホームリゾート事業だ。
2019年、神戸市北区にプール付きリゾートホームが完成する。
ひまわりライフがつくる家に注目が注がれている。
(第3部 了)