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第3部 日常にリゾートを。原点は「楽しいわが家」

目指すのはホーム&ガーデンクリエーター

No.13光&プールが家族に憩いの場をもたらす。

「家にプールがあると、本当に楽しいんですよ。癒されるし、家族や友達みんなが集まって憩える。フィットネスにも使える。プールがあるだけで人生が変わる。人間らしい関係が取り戻せるアイテムなんです」

そう力説する浦﨑社長。「家」への思いは人一倍強い。

「楽しいわが家」「ほっとくつろげる家」「家族が集って楽しめる憩いの場所」……

これらは、外構工事を通じて、その家の家族を見つめてきた社長の原点・こだわりともいえる。

特に照明へのこだわりは、人一倍強い。

「私たち外構工事の基本設計は、夜になると照明がついていないといけない。照明設備をつけますね。でも、昭和の照明って、スイッチをオンにしないと明かりがつかないわけです。家の人がスイッチを入れ忘れることはよくあることで、例えば夜遅く仕事から帰ってきたご主人さんが、暗い家に入っていかないといけない。そういうことが僕はとっても嫌だった。

そこで考えたんです。基本設計としては、普通、照明は1個ですが、13年前に考えたのは滑走路みたいに足もとが光り輝く家。家の人を光で迎える家です」。

これをお客様に提案すると大ヒットした。光を重視したデザインが次々と誕生した。

そうしてデザイン賞を次々と獲り、「光の匠」とまで言われるようになり、全国で講師をするほどになっていった。

社長のデザインが全国的に通じるようになった原点は「光」にあったのだ。

光が家族に憩いの場をもたらす。見ているだけで癒される、帰りたくなる。光は明日への活力だ。

そして光とプールの融合。

「僕の中では、光り輝かなければプールではないんです」。

こうして、浦﨑社長ならではの、唯一無二、光の競演が幻想的なプールガーデンが生み出されていった。

淡路島 プール付き別荘の夜景

取材・記事 増田ゆきみ (出版社・ライター)